本記事は妻が執筆しました!
育休中の資格取得について、実体験をお伝えします!
現在ワーママをしている筆者(妻)は、11ヶ月の育休期間中に簿記とMOS(エクセル)の資格を取得しました。バリキャリでもスーパーウーマンでもない、普通の会社員です。
実体験を通じて、育休中の資格取得について報告します。
産休・育休中に
- 資格を取得したい方
- 何かした方がいい?と不安に思う方
- 勉強中だが、思うように進まない方
- 資格取得は、周囲の環境次第
- 資格取得しなくてOK!育児を最優先!
- おすすめの勉強時期は、生後3~6ヶ月
- いつでも受験できる試験がおすすめ!
育休中の資格取得はできるもの?
育休中に資格取得した筆者の結論としては、
できるかどうかは、本人のやる気や努力次第!!ではなく、環境次第です。
環境とは、本人の心身の調子、子どもの育てやすさ、家族(夫、実母など)の協力などです。
どんなにやる気があっても、体の調子が戻らない、子どもが全然寝てくれない、家族の協力がないといった状況では、日々の生活で精一杯で、勉強どころではありません。
勉強できる環境と資格を取りたい意志があれば、取得できると思いますが、できない人もたくさんいると思います。
育休中に難関資格を取得したり、大学院に行ったりするスーパーウーマンの話を聞き、すごいと思う一方で、キラキラした情報の影には、挫折した人もたくさんいると思っています。
「育休 資格」と検索サイトに打ち込むと、予測変換で「育休 資格 無理」と出てきます(笑)
だから資格取得ができなくても落ち込む必要はないと思います。
育休中に資格取得した方がいいの?
そもそも育休中に資格を取得した方がいいのでしょうか。
会社から指示がある場合を除いて、私は資格を取得する必要はないと思います。
育休は子どもを育てる期間です。今しかできない子どもとの時間を満喫した方が充実した育休になると思います。
勉強のために子どもとの時間が犠牲になったり、イライラして子どもに当たってしまっては本末転倒です。
私自身、資格取得は余裕がある場合のプラスアルファの位置づけであることを忘れないように心がけていました。
資格取得は会社に言うべき?
資格取得については会社の人には言わない方がいいと思います。
理由は、育休は子育てをする期間としてお休みを頂いているからです。
会社に推奨されて資格取得をしたものは、アピールすべきですが、それ以外は積極的には言わない方がいいと思っています。
私見ですが、子育て・生活関係の難易度低めの資格は趣味や遊びの一環として捉えられるかもしれず、業務とは関連ないビジネス系資格だと転職準備?と疑われるかもしれないからです。
現業務に関係する資格や、勤めている会社でスキルアップに役立つ資格以外は、内緒にしておくくらいが無難だと思います。
筆者の資格取得経験談
取得した資格・理由
筆者が取得した資格は、次の4つです。
- 簿記3級
- 簿記2級
- MOS Excel Specialist(一般レベル)
- MOS Excel Expert(上級レベル)
加えて、資格は取得していませんが、英語の勉強も並行して行っていました。
簿記は、上司から勧められて取得。MOSは復職後の業務の効率化のため&しばらく使っていないExcelの使い方を思い出すために取得しました。
英語は、業務で使用することがあり、忘れないように勉強していました。
[参考]簿記の勉強はクレアールでしていました☟
勉強期間と取得時期
取得資格 | 勉強期間 | 子どもの月齢 |
---|---|---|
簿記3級 | 2ヶ月 (90時間) | 3~4ヶ月 |
簿記2級 | 3ヶ月半 (190時間) | 5~8ヶ月 |
MOS Excel Specialist | 1ヶ月弱 | 9ヶ月 |
MOS Excel Expert | 1ヶ月弱 | 10ヶ月 |
簿記2級の勉強の最初の1ヶ月辺りまでは平日ワンオペでしたが、その後は夫も長期の育休に入ったため、勉強できる時間が格段に増えました。
資格取得してよかったか
振り返ると、資格を取得したこと自体よりも、勉強するという過程が、私にとっては意味のあることだったと思います。
私は、育児と家事だけの生活は退屈&ストレスに感じることがあったので、勉強はいい息抜きになりました。
また、育児は単調で達成感を感じる機会が少ないので、資格取得で達成感を感じることができたのもよかったです。
頭を使うことで、復職への恐怖も軽減されたと思います。
おすすめの勉強時期
産休・育休中は、時間がたっぷりあるから、勉強できると思っていましたが、意外と勉強時間の確保は難しかったです。
私の場合は、生後3~6ヶ月の時期が最も勉強できました。
時期ごとの勉強のしやすさを以下にまとめます(筆者のケース)
産休中:★★★☆☆
第一子だったので、一番時間があると思っていましたが、ほとんど勉強できませんでした。ひたすら眠いので、テキストを開いて勉強しても頭に入ってこない時期でした。
ただ、出産・子育て準備など、やること・やりたいことがたくさんあり、勉強が後回しになっていたので、本気になればもっと勉強できた気もします。
産後1,2ヶ月:★★☆☆☆
慣れない育児にてんやわんや。勉強どころではありませんでした。体調面でも産後トラブルがあり、意欲もありませんでした。
産後3~6ヶ月:★★★★★
育児にも慣れてきた時期で、一番勉強できました。途中から夫が育休に入ったこともありますが、それを除いても一番勉強できる時期だったと思います。
昼寝の回数・時間がまだ長いので、自分の時間を確保しやすかったです。
産後7~11ヶ月:★☆☆☆☆
子どもが動き回るので目が離せず、勉強どころではありません。昼寝の回数・時間も減るので、勉強時間の確保が難しいです。
加えて、保活を開始したり、離乳食がステップアップするなど、やることが多くなる時期でもあるので、貴重な昼寝時間も勉強以外のことに時間が奪われました。
私の場合、夫が育休中で家事・育児負担が少なかったので、結構勉強できましたが、毎日ワンオペだと無理だったと思います。
このように、ひとくちに産休・育休中と言っても、勉強しやすい時期には濃淡があります。そして、勉強しやすい時期は子どもの気質や家庭の状況によって変わってくると思います。
もしこれから資格取得を検討するなら、試験開催の頻度が高いものに挑戦するのがおすすめです。
受験チャンスが年1回の資格だと、勉強しづらい時期に被ってしまうとキツイと思います。
簿記はほぼ毎日、MOSはほぼ毎週くらいの高頻度で受験できるので、スケジュールが組みやすかったです。
うまくいったこと・いかなかったこと
うまくいったこと
学びを習慣化
勉強時間をStudy plusというアプリで管理していました。勉強時間が積み上がっていくのを視覚的に確認できるのでモチベーションアップします。
また、同じ目標に向かって勉強している人の記録が見られるので、自分も頑張ろう!と思えました。
勉強内容を切り分けする
子どもが寝ている時や夫が面倒を見てくれている時は、講義を受講する・模試を解くなど集中が必要なものに取り組みました。
それ以外の日中の隙間時間は、スマホアプリのクイズなど短時間でサクッとできるものや、問題集の答え合せなど頭を使わず中断しても支障のないことを行いました。
集中している時に中断させられるのはストレスなので、短時間で勉強できるツールを用意しておくことをオススメします。
授乳時間を有効活用
完母や混合栄養の場合、月齢が小さいうちは授乳回数も多いので、授乳時間を勉強タイムにあてていました。
授乳前に近くに勉強道具を用意してから授乳開始し、飲み始めたら、勉強もスタートです。よくワイヤレスイヤホン で、講義の動画を聞いていました。
子どもを預ける
試験前日など、最後の追い込みをしたい時には、思い切って一時預かりを利用しました。保育園の一時保育やシッター利用、ファミリーサポートなど、色々な預け先があります。
最初は心配でしたが、問題なく過ごせたようで、何度か利用しました。いつ起きるかな?と気にする必要もないので、集中して模試に取り組んだりできて、とてもよかったです。
うまくいかなかったこと
オンライン英会話
子どもの昼寝時間が読めないので、予約が難しいです。予約なしで寝たタイミングで開始しても、話している声で起きてしまうことが何度も。
結果、膝の上で一緒にレッスンに参加することが多かったです。ダメではないですが、なかなか集中できませんでした。
まとめ
夫も長期の育休を取得していたため、資格取得できましたが、一般的には資格取得は“余裕があったら”というスタンスでいいと思います。
仕事復帰してみて、育休期間は子どもにだけ向き合える貴重は時間だったと感じています。なので、育休中は育児を楽しむべきです!
それでも、やる気のある方は、上記の経験を参考にしていただけると嬉しいです。
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